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地味なゲームだけど黙々とやってしまう「PC Building Simulator」

Steamにて早期アクセスで配信中の「PC Building Simulator」は、一言で表すとPCを自作するPCゲームです。ストーリーとしては、叔父からPCショップを任された主人公が、顧客の要望に応えつつお店を大きくしていくというものです。

数ヶ月前に配信されて話題になっていたゲームで、当初は英語版のみでしたが現在は日本語にも対応しています。現在開催中のサマーセールにて7月6日までは15%引きの1742円で購入できます。

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 ということで、ゲーム内時間で3か月ほどプレイしてみての感想です。主人公のお店にやってくるプレイ初期の仕事は

  • ウイルス対策ソフトをインストールして駆除する
  • 埃まみれになってしまったPC内部を掃除する
  • 故障したり、性能を向上させるためにパーツを交換・増設する

大きく分けると以上の3つです。パーツ交換は、単に故障したパーツを新しいものに置き換える場合もあれば、どのパーツが故障しているのが調査するところから始める必要があるものもあります。これがゲームが進んでくると

  • 顧客の要求に応えられるPCを構築する
  • PCMarkでスコア〇〇以上になるようスペックを上げる
  • 〇〇のソフトが起動するようにスペックを上げる

登場するPCやパーツ類はリアルに作られており、ケースを開けるにもまずネジを外すところからだったり、マザーボードからメモリを外す時もまず留め具を外したり、各パーツを配線したりと、ほぼリアルに再現されています。

この辺りはよく出来ているのですが、実際にやっていると分かりますがネジ留めや配線がリアル過ぎて段々と面倒になってくるんですね。ただここはさすがゲームというところで、仕事をこなしてレベルを上げていくことでネジ留めを高速に済ませるツールや、コードを自動で繋げるような便利ツールが買えるようになります。

これらのツールを買うと、色々な作業が少ないクリック数で出来るようになるのでゲームが捗ります。最初はリアルさを面白がっていたけど段々と面倒になってきた……ということがシミュレーションゲームでは間々あると思うので、この辺りはよく出来ていますね。

 

仕事である故障原因の調査もなかなかリアルで、まず電源を入れてみてBIOSは起動するのか、それとも起動すらしないのか、起動しないならマザーボードか電源に問題がありそうだなという感じで、実際にPCにトラブルが起きた時と同じような手順で調査を進めていくことになります。

逆に構築作業でグリスを塗り忘れたり、パーツに対して電源が不足している状態でPCMarkを走らせるとブルースクリーンになってしまったりと、この辺りもリアルです。

 

なかなかリアルに作られているため、自作PCやパーツ交換に慣れている人はサクサク進められると思いますが、触ったことのない方には取っつき難いかも知れないですね。逆にこれからPCの自作を始めたいという人には、まさに良いシミュレーションになりそうです。

 

ゲームとしては最初に述べたとおりPCを自作するPCゲームということで地味ではありますが、ハマってしまう人はハマってしまう、ものすごく面白いわけではないけどなぜか遊んでしまう、そんなゲームだと思います。

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